- 2023.02.05
- EVENT
EN-bizで開催された12月のイベントレポートまとめ
この記事では、2022年12月に宇部市のコワーキングスペースEN-bizで実施したイベントのレポートをまとめてご紹介します。
ご予定が合わず参加できなかったイベントや、次回以降の参加を検討しているイベントがある方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。
12月8日(木) 第55回100年経営研究会
第55回100年経営研究会では、石川県の長寿企業である、株式会社森八の若女将 中宮千里さんにご登壇いただきました。
株式会社森八は、1625年創業、和菓子づくり一筋で今日まで続けてこられており、まもなく400周年を迎えられます。
加賀藩主の前田家とも関係が深く、加賀文化と共に発展を遂げられた長寿企業です。
代表的商品の「長生殿」は、日本三代銘菓の1つでもあり、前田利常公と共に生み出したものとされています。
今回の研究会では、19代目若女将の中宮千里さんより「約400年間どのように今日にまで事業を紡いで来られたのか」「和菓子という伝統産業の中で、どのような工夫を凝らし次の100年を目指しているのか」を話していただきました。
今回の研究会で印象的だと感じた話は、子供たちに向けて地元で開催している和菓子作り体験教室の話です。
この、和菓子作り体験教室は、石川県金沢市と連携して、金沢市内の子供たちに地域の文化に触れて貰うきっかけを提供するために企画されているそうです。
こういった活動が、金沢に対する郷土愛を育む機会になると社長は話されていました。
自治体や地元企業が一体となって、地域の文化を残すための活動をしているのは大変珍しいですよね。
自社のことだけでなく、その地域のことも考えて活動している株式会社森八だからこそ、多くの人に愛される長寿企業として存続しているんだと思います。
12月12日(月)NoCode人材育成講座『TECH SEASON』無料体験会
この度EN-biz会員企業さんとのコラボイベントとして、Regional Innovationsの吉永さんが講師をされる半年間のNoCode人材育成講座『TECH SEASON』を開講しました。
そこで、半年間の講座を開始する前に、2時間で実際にアプリ開発を行い、NoCode活用の可能性を体感できる無料体験会を12月12日(月)に実施しました。
難しく感じるアプリ開発やサイト作成ですが、NoCodeを活用すれば簡単に作成することが可能です。
EN-bizスタッフもこの無料体験会に参加をさせていただきましたが、楽しく聞きながら実際に活用できるアプリ開発をできました。
また、分からないところがあっても、Regional Innovationsスタッフの方が、的確にサポートをしてくださるので安心して受講できます。
こちらの、NoCode人材育成講座『TECH SEASON』に関して、詳細が気になる方は下記の記事を併せてご覧ください。
12月14日(水) 宇部市100人カイギ#11
宇部市にゆかりのあるゲストを毎回5人お呼びして、10分間で自分の活動に対する思い等をプレゼンして頂く参加者の交流をメインにしたイベント。
今回も、宇部にゆかりある4名のゲストの方にご登壇していただきました。
ご登壇者の方情報は下記のとおりです。
①平中 健也様 茶宗天地 店主代表
②菊井 将志様 たこ焼き酒場ビリケン 店主
③石本 尚様 宇部市観光交流課 主任
④西田 吉克様 株式会社ShareBrowse 代表取締役
今回ご登壇してくださった方の中で、一番印象的だったのはたこ焼き酒場ビリケン店主の菊井さんのお話です。
菊井さんは、県外から山口大学に進学し山口県内で就職をしましたが、自分のやりたいことを貫いてたこ焼き酒屋ビリケンを経営しています。
菊井さんは「宇部は縁もゆかりもない土地だが、とても良い場所だと思う。」とおっしゃられていました。
県外から来られる方からも、そう感じて貰える宇部の魅力ですね。
宇部市100人カイギは毎月EN-bizを現地会場として開催しております。
詳細が気になる方は、下記のURLよりご確認ください。
12月20日(火) 第56回100年経営研究会
第56回100年経営研究会では、長野県上高井郡小布施町の長寿企業、株式会社桜井甘精堂の桜井昌季さんにご登壇いただきました。
桜井甘精堂は、1808年に初代桜井幾右衛門により創業された栗菓子の製造販売を行う会社で、小布施の地域で最も古くから栗菓子作りを始められたとされています。
ご登壇いただきます桜井昌季さんは、株式会社桜井甘精堂の9代目を務められ、現在は小布施町の町長として小布施町全体の繁栄のために尽力されています。
今回の研究会では、桜井甘精堂の歴史のみならず、小布施町における栗菓子文化と、人口約1万人における小布施町の地域と経済の関係についても触れながらお話をいただきました。
12月21日(金) 竹島塾
「竹島塾」は、伝説のコピーライター竹島 靖先生がキャッチコピーの作り方を直々に指導して下さるイベントです。
「いいコピーはお客様を連れてくる。」という言葉のもと、実践的なワークショップを通じてキャッチコピーの作り方を学びます。
竹島先生の指導のもと「良いコピーは何か?」について深く考えることができ「良いコピーを作るには、良いコピーを知ることが大切」ということを学べました。
本日は、実際の商品である徳島県みよし町の商品であるフィナンシェ「みのなごみ」を題材として、コピーを考えました。
こちらの商品は「忙しい時もほっと一息落ち着きたい時に食べたい」といった時に食べてもらいたいという商品だそうです。
今回の講義の中で竹島先生は「美味しいより美味しそう(と思わせること)が大事」と言われていました。
なぜなら、購入する際は食べていないため、どれだけ「美味しそう」と思わせることが重要だからだそうです。
消費者に良いイメージを持たせることが大切だと学べる会でした。
竹島塾については以下の記事で詳しくご紹介しておりますので、ご参加をご検討いただいている方は併せてご覧いただけると嬉しいです。
竹島塾の詳細記事はこちら
12月22日(木) 日本的経営の学び舎Ⅱ
短期的な利益追究主義とは異なる永く事業を続け社会に貢献する「日本的経営」。
第一線を退いてもなお技術経営の知見を社会に活かすべく活動される技術経営士の皆様から学ぶことを目的とした勉強会が「日本的経営の学び舎Ⅱ」です。
今回は、一般財団法人日本宇宙フォーラム理事長の坂田東一さんを講師としてお呼びし、「今日のロシアとウクライナの緊張関係」と「ウクライナ侵攻が世界に与える影響」についてお話いただきました。
坂田さんは20世紀周辺諸国の歴史文化から振り返ることで、多角的な見方をされ、またプーチン大統領自身の本音に近い想いを独自の推察を交え語られていました。
毎回、異なる講師の方をお呼びする「日本的経営の学び舎Ⅱ」は、参加する度に新しい視点を学べます。
ぜひ、ご興味のある方はご参加してみてはいかがでしょうか。
地方創生の実践者から学び、共に考える勉強会「地方創生チャレンジクラブ」。
今回は、さまざまな分野で地方創生に取り組む「若手経営者5名」の方にご登壇を頂きお話をお聞きしました。
通常、1名の方をご登壇者としてお呼びをしますが、今回は1回で4名の方のお話をお聞きできるという贅沢な回となっておりました。
今回の勉強会で一番印象的だったのは、石塚さんのお話です。
「特定非営利活動法人World Football Ship」は、世界を巻き込むフットボール経済圏を創出することを目的とする団体です。
カンボジアを拠点として活動し、優秀な人材を作るためのツールとして、サッカーやスポーツを活用しているというお話がとても印象的でした。
来年度、さまざまな分野で活動・活躍をされている方をお呼びしますので、ご興味のある方はぜひご参加のほどよろしくお願いいたします。
皆さまのイベントへのご参加をお待ちしております!
本記事でご紹介したように、EN-bizでは毎月多数のイベントを開催しております。
皆様も興味のあるイベントに、ぜひ一度参加をしてみてください!
最新のイベント情報に関しては、EN-bizのFacebookにて随時発信しておりますので、こちらもあわせてご確認ください。
皆様のご参加を心よりお待ちしております!